中古住宅を買ってリフォームする5つの賢いやり方&後悔しない為に抑えるべき注意点!

中古住宅を買ってリフォーム

家が手狭になってきたので中古を買ってリフォームしたいけど、何から始めたらよいの?

結局どの位の費用が中古住宅のリフォームにはかかるの?

なんだかんだ予算を超えてしまいそう…。どう対処したら良いのだろうか?

これから生活するお家の事だから、失敗しない為にしっかり計画したいのが中古物件のリフォーム。

いい加減に進めると、「新築を買えばよかった…」と後悔する結果になり兼ねません。

結構悩んでしまう方も多いのですが、実は注意点や基礎知識を抑えればカンタンな事なんです。

府野

こんにちは!中古を買ってリフォームする方からの依頼が最近多い、二級建築士の府野です!
今回の記事では、中古物件を購入してリフォームして住む正しい進め方や、絶対に知っておきたい必要知識について詳しくまとめました!

複雑な建築知識はわからないけれど、大事なマイホームの事だから絶対失敗したくない!

そういう方が7分程度読むだけで、満足の行くお家へオトクにリフォームする知識が身に付くようにまとめました。

それではご紹介いたします!

中古を購入してリフォームする時の正しい流れ

中古物件を買って、コストを抑えて住みやすくリフォームしたい!

そういうリフォームをする時、事前に知っておきたいのは「物件購入からリフォームまでの流れ」です。

基本的な流れとしては、下記のように進んで行きます。

フロー

1.内見
めぼしい物件が有れば、内見を行い購入するかどうか検討します。
この際に不動産屋がいうリフォーム費用目安は、ほとんどあてにならない事が多いです。
2.検討
ご自身の予算を把握した上で、割引出来ないかどうか等を交渉します。
その際には、仲介不動産業者が行ってくれるので要望はしっかりと伝えてください。
3.契約
物件を買う意思が固まったら、契約です。
契約後にリフォーム業者と内見させてもらえるかどうかは、契約前にしっかりと約束する様にしましょう。
4.現場調査
リフォーム業者に同行してもらい、現場の劣化状況の確認や、採寸等を行ってもらいます。
その際にあなたがどの様なリフォームをしたいのか、イメージをしっかり伝えましょう。
5.見積り確認・検討
現場を確認してもらってから、1週間~3週間ほどで見積りが完成します。(規模の大小による)
希望通りの内容や予算内で収まっているのか、しっかりリフォーム業者と打ち合わせをしてください。
6.契約
業者の出すリフォームプランに納得がいったら契約です。
いつ位から工事をはじめられるのか、事前に確認しておいてください。
7.工事・完成
完成後に不備が無いのかしっかり確認する様にしましょう。
やって終わりの業者では無く、アフターフォローも充実した業者を選ぶのが大事です。

府野

中古を買ってリフォームする流れは、一般的にこういう感じです。
次の項目では、工事を相談する業者選びの注意点等を解説します!

購入した不動産屋の紹介リフォーム業者はマージン抜かれる事も

購入した不動産屋の紹介リフォーム業者はマージン抜かれる事も
よく物件を購入した不動産会社から、リフォーム業者を紹介される事が有ります。

こういう場合には注意が必要です。

あなたが支払う工事代金から、不動産屋へ高額な紹介料が流れている事がほとんどだから。

その分工事の品質が賃貸物件レベルになったりと、よい事はありません。

最近ネットなどで見かける「リフォーム紹介サイト」も同様。

十万~百万単位で中間マージンを抜かれます。

府野

紹介料を抜かれた分、ムリやり早く終わらせたり、見えない所の手を抜く工事になりがち。
そういう中間マージンを抜かれない為の秘訣を、次の項目ではご案内します。

中古物件のリフォームを依頼する業者の選び方

中古物件のリフォームを依頼する業者の選び方
しっかり間違いの無いリフォームを行ってくれる業者を選ぶためには、必ず『自分で直接業者に見積り依頼を出す』ことです。

基本的にリフォームは、マンションより戸建ての方が建築技術が必要です。

加えて新築と違いリフォームは、建物の内部の劣化まで想定してプランを作る必要が有ります。

なので『マンション専門では無く、戸建ての工事も行っているリフォーム専門会社』を選ぶのが間違いありません。

色々調べてみて、いいなと思った所2~3社前後に相談されるのがおススメ。

あまりに多くの会社から見積もりを取ると、どこにどんな要望を伝えたか分からなくなったりで、トラブルの元です。

府野

私が在籍しているケアフルリフォームはベテラン建築士&職人による、いつまでも住みやすいが長持ちする工事が自慢。

下記のバナーの先では、『リフォームで知っておくべき3つの知識と事例集』を無料配布していますのでご覧下さい。

リフォーム前の基礎知識

建物タイプ別のリフォーム価格相場

建物タイプ別のリフォーム価格相場
リフォームをはじめる前に、必ず知っておきたい事前知識のひとつが「価格相場」です。

中古物件の購入にいくらかかるのか、リフォームにいくら位かかるのかを知る事で、ムリない予算計画を立てる事が出来ます。

不動産会社さんは物件を売りたいので、リフォーム代金は基本的に低く購入者に伝えがち。

実際にリフォーム会社に調査してもらって、「そんなにかかるなんて!」とビックリするケースが多いです。

下記の項目では、一戸建てとマンション別のリフォーム費用相場をまとめましたのでご参考ください。

中古一戸建てをリフォームする費用相場

戸建てを中古で買ってリフォームする金額相場
中古一戸建てを購入してリフォームする費用感としては、劣化具合にもよります。

よくご相談いただく方のケースで多いのは、総額で400万~1000万位かかるお家がほとんどです。

各部位の大まかな内訳は下記をご参考ください。

・全面リフォーム:500万~1500万前後
・水回り全交換:250~450万前後
・屋根外壁リフォーム:130~200万前後
・和室から洋室へ:30万~60万前後(一部屋)
・フローリング工事:10万~30万前後(一部屋)
・壁紙交換:5万~10万前後(一部屋)

中古戸建てのリフォームは、必ず屋根外壁のリフォームが最優先事項です。
こういった部分が劣化していると、雨漏り等で建物自体の寿命を短くしてしまうから。
屋根外壁は10年毎にメンテナンスをするのが基本なので、購入前にどの位前にしたのか確認しておきましょう。

マンションを中古で買ってリフォームする金額相場

マンションを中古で買ってリフォームする金額相場
マンションは戸建て住宅よりも、屋根外壁が無い分予算は抑えめ。

中古のマンションを購入してリフォームする方の多い値段帯は、大体300万~900万前後が多い価格帯

主な部位毎の代金内訳は、下記の通りになります。

・全面リフォーム:280万~1000万前後
・水回り全交換:250~450万前後
・和室から洋室へ:30万~60万前後(一部屋)
・フローリング工事:10万~30万前後(一部屋)
・壁紙交換:5万~10万前後(一部屋)

府野

中古マンションのリフォームで注意しておきたい事は、水回りの位置変更。
キッチン等の位置を変えると、床下の配管工事等が別途必要になり、100万近くの費用が別途かかる事も。
予算を超えてしまう時は、仕方ありません。優先順位を付けて何を工事するか業者を話し合いながら決めて行きましょう。
次の項目では、中古物件を買ってリフォームする時の注意点をご案内いたします!

こうしておけば良かった!と失敗しない為の基礎知識

こうしておけば良かった!と失敗しない為の基礎知識
建築や不動産のプロならともかく、普通の方は中古物件を買ってリノベーションをするなんてはじめての事。

どんな所に注意したらよいのか、ポイントなんてわから無いですよね。

当然不動産会社さんも、物件を売りたいのでそういう事は積極的には教えてくれません。

次の項目では、中古住宅を購入してリフォームする注意点をまとめましたのでご参考ください!

リフォーム済みの中古物件は不具合が出やすい理由

リフォーム済みの中古物件は不具合が出やすい理由
よく物件を調べていると、「リフォーム済み物件」を見かけますよね。

元々リフォームしてあるなら、面倒も無いし予算も組みやすいからいいじゃん!

そう思いがちですが、実はリフォーム済み物件で後悔する方は非常に多いです。

参照:Yahoo!知恵袋「リフォーム済みの中古一戸建てを探しています」
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11182448271

リフォームは工事する職人の技術の良し悪しで、使いやすさやどの位長持ちするのか決まります。

こういうリフォーム済み物件の場合、見えない部分は手を抜いたり、便利屋の様な知識無い職人のずさんな施工が多いです。

業者もそうやってリフォーム代金を安く済ませて売って、利益を出すカラクリになっている事がほとんど。

なのでご家族が住むお家ならば、自分でリフォームの計画する事をおススメいたします。

府野

仮住まいならまだしも、長い間ご家族と住むお家ならしっかり自分でリフォームを検討してください。
リフォーム済み物件は、躯体等の見えない部分の痛みを隠してしまいます。
後で腐食やシロアリ発生・漏水等が発覚して、建物の価値が無くなる事も少なく有りません。

新築と中古を買ってリフォームどっちが正解?

新築と中古を買ってリフォームどっちが正解?
新居を購入する時に悩む方が多いのが、中古を買ってリフォームするか新築を購入してリフォームするのか。

リフォームより新築を選んだ方がよいケースとしては、主にこういった物が有ります。

・リフォームされた事が無い耐震基準が変わる1981年以前の物件
・リフォーム費用が2000万以上かかる物件(30坪以上の場合には2500万位)

これ以外の場合であれば、中古を買って自分で好きにリフォームする方が3~4割前後お値段は安くあがります。

府野

基本的に新築に備え付けられている水回り設備は、見た目はショールームの物と一緒ですが、素材が実はチープなことも。
リフォームなら新築のキッチンやバスよりも、グレードの高い商品を選べるので、奥様の家事やご家族の満足度は上がります。
続いて、中古住宅を購入してリフォームするメリットデメリットについてご案内いたします!

中古住宅&リフォームのメリットデメリットを把握しよう

中古住宅&リフォームのメリットデメリットを把握しよう

中古住宅をリフォームするメリット
・建て替えや新築より、3~4割安くなる
・自分好みの間取りに、自由に変えられる
・キッチン等の水回り設備のグレードが上がる
・建て替えや新築より、広いお家に出来る
中古を買ってリフォームするデメリット
・1981年以前の建物だと耐震性に不安が有る
・空き家期間が長いと痛みがひどい事も

府野

建築基準法の改定により、同じ面積の土地でも建て替える時には、家をひと回り小さくしなくてはいけなくなるお家がほとんど。
リフォームなら元の広さでOKですが、建て替えや新築だと狭くなりがちです。

一戸建ては耐震性に不安が有る事も。補強は必ず忘れずに

一戸建ては耐震性に不安が有る事も。補強は必ず忘れずに
中古の戸建て住宅は、耐震性がちょっと気になる…という方も多いと思います。

住宅の耐震基準は、1981年、2000年のタイミングで変わっています。

なので1981年以前の戸建て住宅を中古で購入される際には、耐震面が心配なのでリフォーム店にご相談される事をおススメいたします。

また2000年以降に建てられた建物は、阪神大震災の教訓を生かした耐震性が高い基準です。

こういう耐震基準を参考に物件を選び、不安が有る建物はリフォームで耐震補強等を行ってくださいね。

府野

多少耐震性に問題が有っても、ダンパーと言われる機材や、筋交いの数を増やす事などで補強は行えます。
中々そういう知識をもつ不動産屋はほとんどいないので、必ずリフォーム会社等にご相談されてくださいね。

中古住宅を買ってリフォームするポイントまとめ

府野

どうでしたでしょうか?
今回ご案内した事をまとめると…。

まとめ

中古住宅を購入してリフォームをされる際は。こういう所に注意して進める事が大事です。

この記事を書いている私が在籍しているケアフルリフォームでは、ベテラン建築士や職人が直接ご相談に乗っています。

中間マージン無く、格安な上高品質なリフォームが可能です。

下記では中古を買ってリフォームされた方の施工事例と『リフォームで失敗しない3つの基礎知識』を無料配布しています。

これからリフォームを検討されている方は、ご参考ください。

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